Front Door (玄関扉)

 

鋼鉄の扉に板張りの玄関ドアです。
ドアに木を張ると消防がうるさいようですが火の気もないし隣近所に燃え移る距離でもない、
放火にあうなら他に燃える物はたくさんあるのでまあ気にしてもしょうがないでしょ。
というわけで室内の床材と同じ物を使用。
塗装は「春風」という自然派塗料、厳選した天然由来原料をベースに、ホルムアルデヒド、シックハウス症候群の原因といわれる13物質は一切配合しておりません。とのこと、また子どものおもちゃや食器などに塗ることができるほど、安全な塗料です。ということらしい。
色はいつもどおり気に入った色が無いのでイカスミ+マリン+クローバーで微妙な色を作り出しました。



特筆すべきはこの兆番、東京新橋の老舗「堀商店」の真鍮兆番です。
掘商店は1世紀以上の歴史を持つ錠前屋さんだ。
性能はもちろんだが見た目の堅牢さもかなりのもの、
が、我が家のスーパーヘビー級ドアは規格外、兆番も6つ付ける事となった。
木と真鍮の兆番という渋い組み合わせだが6つの連続兆番のハードさが不思議な雰囲気をかもしだしています。

余談ですが建具屋さんが兆番をステンレスネジで留めていたので
真鍮ネジに変えてもらいました。真鍮ネジはなかなか売ってないそうです。                         




同じく堀商店のドアノブ、握り玉がちょっと楕円でなんともしっくりくる。
新橋のショールームで握って握り惚れしました。









さて防犯面ですがこんなレトロな見た目にもかかわらず性能は抜群です。
普通鍵のシリンダーは内部にあるピンなどが作る凹凸と、挿し込まれた鍵の刻みの凹凸が一致すると、鍵でシリンダー内筒をまわすことができます。 内筒が回ることによって錠内部の機構が動きデッドボルト(カンヌキ)などの出し入れで、施解錠する仕組みになっていますがこのシリンダーは、「トライデントRシリンダー」といって鍵穴の部分に3列のピンが並び、その凹凸で鍵の刻みの凹凸を検知しています。ピンが 3列になったことでピン数が増え、鍵違いは1400万通り(15ピンの場合の理論値)のバリエーションがあります。また、 トライデントRシリンダーはピン数が多く、鍵穴が丸いため、ピッキング(鍵を用いず他の特殊工具を使って不正に解錠すること)が困難な構造になっています。そのほか、トライデントRシリンダーの鍵は、丸い鍵穴に対応して円筒形の特殊な形状のため、一般のキーコーナーでは複製が困難なので安心です。
また電動ドリルでのシリンダー破壊を困難にするため、シリンダーの前面の内側に、特殊鋼が埋め込まれています。
で、そんな鍵をもう一つ付けたダブルロック仕様ですからこじ開けられることはまずないでしょう。
まあ侵入するならガラス割って入るでしょうね。
一時期サムターン回しだのピッキングだの盛り上がっていましたが錠破りは約4パーセント、40パーセントはガラス割りなんですよねこれが・・・。
もちろんガラスも対策済みですけどね。


ちなみに内側は白いドアです。


外も中も毎日さわるのでだんだん真鍮のいい味が出てきました。








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