key  

我が家の玄関キー、堀商店のトライデントRシリンダーキーです。
ピッキング対策としては良いのですが鍵としての面白みは今ひとつです。
実は家の鍵を持つことになった暁にはモービウスを購入することを決めていました。
モービウスとは携帯用ナイフのようなキーシステムで値段はかなり高価だがモノとしての存在感もかなりのもので私の心をつかみました。
ところがご覧のとおり通常の鍵ではなくモービウスには組み込めないのだ。
しかしこのモービウスも最近は大量生産方式に変わってしまい
安価(といっても鍵としてはかなり高い)にはなったが手作り感や、高級感、希少性、ワンオフ感がなくなりガッチリつかまれていたはずの私の心は解き放たれてしまった。
よし、やるか!え?これカギ?っていうものを作ろう。





まずは分解。
グリップの部分を切断します。
さて、どうしようか・・・・・。












家のガラクタをあさっていたらいい物が出てきた。
ドッグホイッスル(犬笛)です。
これは以前愛犬のトレーニングで使っていたもので
人間の耳には聞こえない非可聴周波数の音を出すことができます。
メーカーはアクメでホイッスルの中でもかなりの重量感があるものです。
というわけでこれに組み込むことにしました。









ホイッスルはばらすと3つになりました。
左上はキャップ、右上は笛の部分でネジ式です。回すと周波数が変わります。
左下は本体でうす。笛の中身がくっついています。
右下はカギ。
さあどうやってやるかな・・・。














仕組みを考えながら長さを考慮してカットする部分を決めます。















なんとか組めました。
じつは省略しましたがここまでにかなりのトラブルに見舞われました。
まずキャップの中が意外と浅く、閉まるまでチョコチョコ削っていきましたが
結局もう無理ってところまで短くしましたがそれでも完全には閉まりませんでした。
次に強力接着剤をホイッスルのネジ部分に塗り、しっかり締め込み24時間放置し完全に接着したつもりでした。
テストではうまくいったのですがひねりる力はかなりかかるようで
2日目家の鍵を開けるときに接着剤がはがれました。
しかもそのとき雨が降っており雨の中ハンチングをかぶりながら細い棒をつまんで鍵穴に突っ込んでいるその姿はまるでピッキング泥棒でした。
10分以上格闘してようやく開いた時は泣きそうでした。

とりあえず接着剤をアロンアルファに変更し、鍵だけ抜けないようにかみ合わせ部分を作りました。




棒状のものが予想以上に回せなかった恐怖を回避するためチェーンのついていた穴をちょっと広げて回しやすいようにハンドル棒をつけました。
棒は電動ドリルのやすりの柄の部分です。











さて少し使ってみてキャップが微妙に曲がっていることに気付きました。
まっすぐ閉まるのはホイッスルの形状によるものだったようだ。
さてキャップの中で踊ってしまうカゴをどうやって固定するか・・・。















いいのもを発見しました。
最初に切断した鍵のグリップです。
これを整えてキャップ内に仕込むことにしました。
これは当然カギと径が同じなのでおあつらえむきです。











ばっちりです。
切り欠きがあるのでまわりません。
これをキャップ内に仕込んでできあがりです。













完成。

チェーンはそのままでもよかったのだが
出来心でジャムホームのブレスをつけてみました。

結局キャップと本体に1mm隙間ができてしまったので
そのうち極小Oリングでもつけて埋めようと思っています。

どう?鍵には見えないでしょ?














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